テレワークに便利 無料で使えるビデオ会議システム4選
新型コロナウイルスが流行した影響で、企業では在宅勤務やリモート会議といった、テレワークのニーズが急速に高まりました。
そのメリットに気が付いた企業の多くが、コロナ収束後もテレワークを継続すると予想されます。
すでに、テレワークで活用できるコミュニケーションツールが充実しています。
多くの人が集まる会議やセミナーも、ビデオ会議システムを使えば簡単に実現できます。
この記事では、テレワークに有効で、しかも無料で使えるビデオ会議システムのうち、代表的な4つをご紹介します。
無料で使えるビデオ会議システム4選
Zoom(ズーム)
手軽に使えるビデオ会議システムとして、国内での認知度が一気に高まりました。
無料版では、ビデオ会議の参加人数は、最大100人です。
1回の会議時間は、最大40分に制限されています。
会議が長時間に及ぶとき、何度も再接続しなければならないため面倒です。
有料版にすると、会議時間の制限は無くなります。
過去には、利用中に不適切な動画や音声を流すサイバー攻撃が世界各地で発生し、セキュリティの脆弱さが話題になりました。
しかし、セキュリティ強化に対応したことで信頼を獲得し、利用者は増え続けています。
Webex(ウェベックス)
Webexは世界的大企業であるシスコシステムズが提供しているため、Zoomよりもセキュリティ、信頼度、安全性が高いと言われています。
無料版では、Zoomと同じで最大100人まで参加できます。
1回の会議時間は、Zoomよりも10分多く、最大50分に制限されています。
機能面で少しZoomとの差異がありますが、通常利用する分には気になりません。
操作性も、Zoomとほぼ同じです。
Webexの開発メンバーにZoomの開発者がいたこともあり、仕様が似ているようです。
Microsoft Teams(マイクロソフトチームズ)
Skype for Businessの後継として、マイクロソフトが提供するビデオ会議システムです。
無料版では、最大100人まで参加でき、時間制限は60分です。
ビデオ会議以外にも様々なツールが利用でき、その名のとおりチーム作業に適しています。
また、同社の製品であるMicrosoft Officeと連携して、Word、Excel、Powerpointなどを使った共同編集ができます。
業務でMicrosoft製品を常用している、多くの企業が利用しています。
Google Meet(グーグルミート)
かつてのGoogleハングアウトが名称変更して、Google Meetになりました。
Microsoft Teamsと同じで、無料版は最大100人まで参加でき、時間制限は60分です。
Googleの豊富なツール群と連携して使用できるのが魅力です。
会議の参加者は Google アカウントが必要ですが、有料版ではアカウントがなくても参加できます。
どれを選ぶべきか
選ぶポイントは、次のような感じです。
- 手軽に利用したいときは、Zoom
- セキュリティや安全性が気になるときは、Webex
- Microsoft製品の利用者が多いときは、Microsoft Teams
- Googleの利用者が多いときは、Google Meet
最も重要なのは、相手が利用している、または利用しやすいシステムを選択することです。
ビジネスで使用するには、使いやすさ、利用可能条件、ユーザーサポート、セキュリティなども考慮して選ぶ必要があります。
重視するポイントによっては、有料システムの選択も視野に入れましょう。
この4つ以外にも、有料のものを含めて多くのビデオ会議システムがあります。
有料でも、無料の試用期間を設けているシステムもありますので、いろいろ試してみてください。